「方舟展」の回想録 その4 です☆
今展では、珍しく会場でBGMをながしていました。
KEIJU の「NIRAI KANAI」というアルバムです。
2000年の初個展の際、お越しくださったお客様から
「作品世界に通じるものがある」と頂いたものです。
16年ぶりに聴いたのですが... 方舟空間に自然と馴染んでいて
作品世界の根っこは、全然変わっていないんだなあとしみじみ。
「方舟回想 4」では、床面全般の様子をご紹介します。
今展の床面の変化っぷりは、最初から全く予定しておらず
自分でも驚きづくしの展開でした(笑)
元々は、搬入の際の作業用シートとして
キャンバスのロールを持参していました。
飾り付けが済んだら持って帰る予定でしたが、
キャンバス上に散らばったカケラたちの見え方が面白くて
急きょ、キャンバス・ロールも展示画面にすることに!
【初日】6/10(金)
こうして、床の画面が誕生したのでありました。
水面のようにきらきらと☆
晴れた日の午前中だけ見れる別世界。
床に画面が出来たことで、実際に
作品の中に入り込むことが可能になり、
体感する空間へと変化してゆきました。
【五日目】6/14(火)
お越しくださった作家さんから、
「床の一部に白い画面があると余計に床の色が目立つ」と
ご指摘を頂き、腑に落ちる意見でしたので対策を練ることに..
【六日目】6/16(木) 開廊前
真っ白空間が出現!
元々敷いていたキャンバス・ロールの左右両端に、
もう一本キャンバス・ロールを敷き増ししました。
ギャラリーの壁面クロスに近い目と色のキャンバスでしたので、
壁と床の継ぎ目が気にならず、違和感の無い空間になりました。
【七日目】6/17(金) 17:30
三方の壁から
それぞれ地上を選んだ子たちが
互いに惹かれ合い
新たなカタチを模索しはじめます
【七日目】6/17(金) 18:50
北壁の軸の子も地上に降りて、
三方の軸が地上で鉢合わせに..
【八日目】6/18(土)
三方の軸が、けん制し合って
なかなか方向性がみえません
【九日目】6/19(日)
お、軸が一本通ったね
【十一日目】6/21(火)
上半身が人の軸で
下半身が樹の軸で
そうか、宇宙樹だ!
やっと光をつかめたね☆
【最終日】6/22(水) 閉廊後
今展カケラ、最大のカタチ!
搬出作業中に生まれた最終形態です
大いなる流れのなかの、一となる
何処へなりと、ながれておゆき
床の巻は、ここまでです^^
「
方舟回想 5」へと続きます☆